【神奈川県のパワースポット】川崎大師(平間寺)|川崎市
神奈川県川崎市にある川崎大師は、正式には平間寺(へいけんじ)という「厄除け弘法大師」こと空海上人の座像を御本尊とする寺院です。
関東三大厄除け大師に数えられ、一年の厄除けや無病息災を願う初詣客でにぎわう川崎大師。
その広い境内には、美貌成就や縁結びで人気のパワースポットがあることをご存知でしょうか。
今回は、川崎大師の代表的な三つのパワースポットについてご紹介します。
厄払いに、諸願成就に!川崎大師の大本堂
川崎大師の正門にあたる大山門(だいさんもん)は、東西南北を持国天・増長天・広目天・多聞天の四天王像が守り、俗世と境内をへだてる結界の役割も果たしています。
門の正面にある大本堂は、御本尊の厄除け弘法大師はもちろん、恋愛や結婚のご利益で知られる愛染明王や、勝負事や立身出世を司る不動明王の像も安置されている川崎大師でも中心となるパワースポット。
お参りの前には、まずお水屋で手と口を清め、献香所の煙を浴びましょう。献香所で身を清めるお線香の煙は、体のなかでとくに調子の悪いところになでつけると良いそうです。
大本堂では、厄払いや諸願成就で有名な護摩(ごま)を焚くご祈祷も受けられます。初詣や特別な行事のある日を除けば、当日の参加も可能です。大本堂の右側にあるお護摩受付所で申し込みましょう。
厄除けだけじゃない!美容や縁結びで人気の二つのパワースポット
川崎大師の広い境内には、いくつものパワースポットが点在しています。今回は、とくに美と縁結びのご利益で知られる、ふたつのパワースポットをご紹介します。
奪衣婆の像(しょうづかの婆さん)
大本堂の裏口、西解脱門のそばにひっそりと祀られている「しょうづかの婆さん」は、美容の祈願で知られるパワースポット。
三途の川にいる奪衣婆「葬頭河(そうずか)の婆」が訛り、しょうづかの婆さんと呼ばれるようになったのそうです。
古くから、しょうづかの婆さんにお詣りすると容姿が美しくなるという言い伝えがあり、江戸時代末期には各地にお堂が建立されました。
とくに川崎大師のしょうづかの婆さんには、歯の痛みを癒すご利益もあるといわれています。
お堂はメインの参拝ルートからは離れているので、見落とさないようご注意くださいね。
境内にあるお授け所では、このしょうづかの婆さんにちなんだ「しょうづか べっぴん守」も授かることができます。
ポーチやバッグにも忍ばせておける、ピンク色をした美人祈願の小さなお守りです。
馬頭観音堂
馬頭観音は、馬が草を食べるが如く、煩悩を食べるといわれる観音様です。
動物たちの守護神として、また旅人の安全を見守る仏様として各地で祀られています。
川崎大師の表参道にある馬頭観音堂は、とくに良縁を願う方に人気のパワースポットです。
かつて川崎大師に参拝する方が、この馬頭観音堂の格子に馬の手綱を結び留めると、どんな暴れ馬でも不思議とおとなしく待っていたそうです。
そこからいつしか、川崎大師の馬頭観音堂は、好きな人の名前を赤い布に書いて奉納すると願いが叶う「縁結び」のお堂といわれるようになりました。
片想い中の方はぜひ立ち寄って、恋が実るようにお願いしてみてはいかがでしょうか。
川崎大師へのアクセス
例年、大晦日の夜から三が日中は大変な混雑となります。
周辺道路は、一方通行や車両通行禁止などの規制もあるため、初詣は公共交通機関でのアクセスをお勧めします。
住所
神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
アクセス
【電車】
京急川崎駅から大師線で3駅、京急川崎大師駅下車、徒歩約8分。
川崎駅から京急川崎駅は徒歩7分ほど離れた場所にあるため、東京方面からは品川駅、横浜方面からは横浜駅で京急線に乗るとスムーズです。
【車】
車で訪れる場合は、専用駐車場(無料)が隣接する「川崎大師自動車交通安全祈祷殿」をナビで検索しましょう。
首都高速道路川崎線・奥羽線の大師ICを出て、すぐの信号を右折した右手にあります。駐車場は、約700台収容可能。境内までは徒歩で約15分です。
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