【福島県のパワースポット】佐麻久嶺神社|いわき市
JRいわき駅から南に向かって車で約20分。平中山地区の住宅街に、地区でも唯一といっていいほどの森が残る神社があります。
福島県いわき市の佐麻久嶺(さくまみね)神社は、閑静な住宅街に隣接する鎮守の森に包まれたパワースポットです。
御祭神の五十猛命(イソタケルノミコト)は、スサノオノミコトを父神とする神様です。スサノオと共に地上に降りた五十猛命は、天上から持ってきた数多の樹木の種子を、日本全土に植樹しました。
緑豊かな国土の礎を築いたその業績から、「事始めの神様」とも呼ばれているそうです。
『事始めの神様』五十猛命をまつる佐麻久嶺神社と鎮守の杜
いわき市内には約200の寺院、約300の神社があります。
慶雲元年(704年)の勧請と伝わる佐麻久嶺神社は、平安時代の延喜式神名帳に陸奥國磐城郡(いわきぐん)の神社として名前の残る七社のうちの一社。
1300年以上の歴史を持つ、由緒ある神社です。
鎮守の森に包まれた鳥居をくぐると、急勾配の石段が境内まで続いていました。
手すりを頼りになんとか登りきると、木漏れ日に包まれた境内のすぐ正面に、小ぶりながらも風格のある拝殿が見えてきます。
まだ木目も新しい社殿や本殿は、平成17年に勧請1300年を記念して建て替えられたものだそう。
江戸時代、一度は落雷によって焼失した社殿を、磐城平藩(今の福島県浜通り南部)藩主の内藤義泰公が再建。以来、磐城平の歴代藩主が改修を重ね、大切に守られてきました。
日本中に樹木を植樹した五十猛命は、山林や木材の守護神、木工の神様としても崇敬されています。
その御神徳を示すかのように、佐麻久嶺神社の境内はケヤキやシイ、ヒノキの大樹が作る、心地よい木陰に包まれていました。
鎮守の杜に生い茂る木々のすべては、佐麻久嶺神社の御神木です。
ひときわ高くそびえる大杉は、樹高22m以上、幹回り5m以上。樹齢1200年という、いわき市内でも最古の巨木です。
住宅街のすぐお隣にありながら、太古の森の姿を残した佐麻久嶺神社の鎮守の杜は、その全体が「佐麻久嶺神社社叢」として、いわき市の天然記念物に指定されています。
境内はそれほど広いわけではありませんが、八坂神社や古峯神社、稲荷社、子安神社、熊野神社、諏訪神社と、古くから崇敬されてきた佐麻久嶺神社の歴史を物語るかのように、多くの境内社が木陰の中に佇んでいました。
鎮守の森で安らか。神社の霊園の「樹木葬」
今回、佐麻久嶺神社について調べているうちに、「樹木葬」という気になる言葉が見つかりました。
佐麻久嶺神社の霊園では、通常のお墓とは別に、御神木の元で眠る「樹木・草花葬」という葬儀も受け付けているそうです。
樹木葬とは、墓石ではなく、樹林を墓標とすることを言います。
古今東西、墓石を立てるかわりに一本の木を植えてほしい、と願うお話はよく聞きますが、国内でも認可を受けた霊園で、大きな木々の元に遺骨を埋葬する樹木葬を叶えてくれるそう。
こんなに気持ちのいい鎮守の森で眠れるなら、ちょっぴり幸せそうかもなんて、思わず心惹かれてしまいます。
ご祭神の五十猛神は、林業や樹木の守り神として、また父神のスサノオと共に土の船を造り、海を渡った伝承から、航海の安全や大漁の神様、転じて商売繁盛や開運招福の神様として崇敬されてきました。
「いわきの大黒様」こと浜通りの総鎮守、大國魂神社から常磐バイパス経由で約8分。こちらも創建1300年、樹齢1000年の大杉を御神木とする由緒ある神社です。いわき市のパワースポットを巡るなら、ぜひあわせてお立ち寄りください。
佐麻久嶺神社のアクセス
住所
〒970-8031 福島県いわき市平中山宮下81
アクセス
JRいわき駅からバスやタクシーでおよそ20分。路線バスをご利用の場合、新常磐交通バスの泉駅前行き乗車、「中山新店」バス停を降りて徒歩3分です。
車のアクセスは常磐道「いわき中央IC」から約25分。平中山地区の住宅街の中にある神社です。
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