【鳥取県のパワースポット】倭文神社と宮戸弁天|湯梨浜町
鳥取県東伯郡湯梨浜町の倭文神社(しとりじんじゃ)は、織物と安産の神様として古くから信仰されてきた神社です。
写真の奥、隋神門の右手の丘から、経典を土中に埋納した経塚が見つかり、平安時代後期に倭文神社が伯耆(ほうき)の国の一ノ宮だったことがわかりました。
経塚で出土した数々の埋納品は、そのすべてが「伯耆一宮経塚出土品」として国宝に指定されています。
才色兼備の女神をおまつりする、安産祈願&女子力アップのパワースポット。倭文神社と宮戸弁天をご紹介します。
才色兼備の女神、下照姫(したてるひめ)をまつる千年の古社
倭文神社の御祭神は、倭文神(しとりのかみ)こと建葉槌命です。
天の岩戸にこもった天照大神を誘い出すため、文布(あや)を織ったとされる神様で、全国各地の倭文神社で、織物の神様として崇敬されています。
湯梨浜町(ゆりはままち)の倭文神社は、大正時代まで祭神の1柱、下照姫命(したてるひめ)が主祭神でした。
下照姫命は大国主神の娘で、光り輝くほど美しい容姿からそのご神名がついたそう。
農業や医療にも長けた下照姫命は、大国主神とともに出雲の国造りに励みました。
天照大神の遣いでやってきた天稚彦との結婚、そして悲しい別れを経験した下照姫命は、海亀の導きによって伯耆の国(現在の鳥取県)の海岸までたどり着きます。
出雲の国と湖を望む美しい景色に魅せられた下照姫命は、現在の倭文神社の社地に住み、医療や農業、そして安産の指導に尽くしたそうです。
才色兼備な下照姫命の御神徳にあやかり、倭文神社は女子力アップと安産祈願のパワースポットとして有名になりました。
安産祈願の強力パワースポット!難産を救った「安産岩」
倭文神社は、温泉が湧きだすことで有名な東郷湖の東側、御冠山と呼ばれる小高い丘の中腹にあります。東郷湖湖畔道路(県道234号線)の案内板に従い、1kmほどお進みください。
倭文神社の駐車場の近くには、安産祈願で有名な「安産岩」があります。
かつて難産で苦しむ婦人が神社に願ったところ、夢枕に下照姫命が現れ、満願の日にこの安産岩の前ですんなりと出産できたと伝わるパワースポットです。
倭文神社へ安産祈願に訪れた妊婦さんは、下照姫命の霊験あらたかな安産岩も、もあわせてお参りされています。
本殿の裏手には、「乳神さん」と呼ばれる御神木もありました。
乳神さんに願えば、乳の出がよくなるといわれ、母子そろって無事安産だったことを神様に報告する安産報賽(ほうさい)のときは、乳神さんもあわせてお参りされるそうです。
倒れてしまった現在は根もとの名残があるばかりですが、どれほどの巨木だったか、往年の威容が偲ばれます。
下照姫命の足跡を偲ぶ、宮戸弁天と出雲山
湯梨浜町には、下照姫命ゆかりの名所がいくつもあります。
出雲から海を渡った下照姫命がたどり着いた湯梨浜町宇野の海岸には、下照姫命が化粧を直した化粧水や、腰を掛けたお腰掛岩、下照姫命の帰りを待つ海亀が岩になったという亀石が残っています。
写真は倭文神社から車で5分ほど走った、東郷湖畔にある宮戸弁天です。
小さな鳥居と祠、そして多数の巨石があるこの場所で、下照姫命が魚釣りを楽しんだと伝わっています。
湖底から温泉の湧き出る東郷湖の周辺は、はわい温泉や東郷温泉がある温泉地です。
東郷湖の主は下照姫命のお使いの白蛇といわれ、かつて小島だった宮戸弁天と、温泉のある龍湯島の間を往復していたという伝説も残っています。
出雲の国譲り、そして最愛の夫・天稚彦の死を乗り越え伯耆の国へやってきた下照姫命は、倭文神社のすぐ近くにある出雲山から、遠く故郷の方角を眺めたといわれます。
現在の出雲山は展望台が整備され、東郷湖を見渡す絶好の景勝地です。
倭文神社を訪れたら、女性の守り神・下照姫命ゆかりのパワースポットに、ぜひ足をお運びくださいね。
倭文神社のアクセス
住所
〒689-0707 鳥取県東伯郡湯梨浜町宮内754
アクセス
JR倉吉駅から車で約10分。東郷湖湖畔道路(県道234号線)沿いにある神社の案内板に沿って御冠山へ向かいましょう。鳥居の50mほど手前に、約20台分の駐車場があります。
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