占いは当たる?正しく付き合うために知っておきたい占いの基本
朝のテレビ番組から新聞の片隅まで、世の中はまさに「占い」で溢れています。電話占いやメール占いも広がり、気軽に試しやすくなりました。
「今日は星占いの順位が最下位だったから気分がブルー」「今日のラッキーアイテムらしいからランチはうどんで決まり!」といった会話が学校や職場で当たり前のように交わされている一方、「占いは絶対に信じないし大嫌い!」という人たちも存在します。
そこで今回は占いとは何かを掘り下げていくと同時に、当たる占いや占い師とは何かについても詳しく解説します。
占いを知るために理解しておきたい「宿命」と「運命」の違い
占いの世界では、よく「運命」や「宿命」といった言葉が使われます。ではこの2つの言葉にはどのような意味や違いがあるのでしょうか?
宿命は、民族や性別のように、いわば私たちが生まれてきたときに既に決まっていて、努力でその後変えることができないものを指します。
一方運命は、努力によって自分自身の力である程度コントロールすることが可能です。例えば貧しい家に生まれても、その後の自信の努力や周囲の助けにより人生を好転させて成功を掴む人はたくさんいます。
占いにより違いはありますが、多くの占いは、その人の宿命を紐解くことで運命を導き出し、その結果に基づいてより良き運命に好転するためのアドバイスを与える存在だといえます。
占いでは何がわかるの?何ができるの?
占いの基本を知ったところで、次に具体的に占いで何がわかるか、何ができるのかについて考えていきます。
「今日は忘れ物に注意ってテレビの朝の星占いで言っていたけれど、見事にスマホを忘れてしまった! 占いってやはり当たるのね!」「クリスマスまでに恋人ができると占い師に言われたのに、全然できなかった! 占いなんて当てにならない!」こんな言葉をよく耳にすることがあります。
「当たるも八卦(はっけ)当たらぬも八卦」ということわざがありますが、ここでいう八卦は、占いの一種である易にまつわる言葉であり、占いは当たることもあればはずれることもあることを意味しています。
しかし占いの本質は、「当てごと」ではありません。むしろ占いとは、「占い結果を覆すために存在するもの」とさえいえるのです。例えば上記の例であれば、「今日は占いで忘れ物に注意と言われたから、いつにも増して忘れ物をしないように気を引き締めよう」と思って行動し、その結果として忘れ物をせずに乗り切ることが正解であり、「忘れ物をしなかったから占いははずれ!」であるという指摘はある意味誤りです。
つまり占いとは、「この時期は運気が悪いのだから無理に勝負しない」「健康運が良くない時期のようだから健康診断をうけておこう」など、当たり、はずれではなく「転ばぬ先の杖」として利用するのが正しい向き合い方であり、良い占い結果が出た時にその波にどうやってうまく乗るのか、悪い結果が出た時にはそうならないようにどうやって回避するのかを具体的に考え、行動に移すための指針なのです
占いには4つの種類がある!
占いの本質について探っていくためには、まずは占いの基本について抑えておく必要があります。諸説あり、東洋と西洋では捉え方の違いもありますが、一般的に占いは、大きく分けて次の4つに分類できます。
命術(めいじゅつ)
生年月日や出生時間、出生場所などは、まさにその人個人が背負って生涯変わることのない宿命を元に占うのが「命術」です。生まれつきの才能や、数年先といった比較的近未来の運勢を知りたいときに適した占いです。
主な命術:西洋占星術(星占い)・四柱推命・算命学など
卜術(ぼくじゅつ)
卜術は、偶然に出たサイコロの目や引かれたカードの結果によって占うものです。イエスかノーの2択で結果が知りたい時に最適な占いです。
主な卜術:タロット・易・水晶占いなど
相術(そうじゅつ)
相術は、見た目やものの形などを元に占います。数か月~1年先の比較的未来を占ったり、開運方法を知りたい際などに最適です。
主な相術:夢占い・手相・人相など
霊術(れいじゅつ)
神秘の力を持つとされる占い師が、その力を使って占うものです。前世の因縁に遡って知りたい場合や、遠い未来の運命の流れを知りたい場合などに適しています。
主な霊術:霊感・霊視・透視・ヒーリング・オーラなど
それぞれの占いには得意なこと、不得意なことがあるので、実際に占ってもらう時には、自分の悩みに適した占いを選ぶことが大切です。
現在は対面以外にもさまざまな占い方法がある
以前はよく夜の繁華街などで、「易」の看板を掲げて街角で占いを行なっている風景を目にしました。昔はそのような「対面」が占いの基本的スタイルでした。しかしデジタル時代を迎えた今、個々の事情やスタイルにあったさまざまな形で占いを体験できます。主な占いスタイルには、次のようなものがあります。
対面占い
占い師と直接対面して占ってもらう方法で、昔ながらのスタイルです。対面占いであればどんな占い方法にも対応できます。人相や手相など対面の方が細かい部分まで見てもらえる、オーラ占いなども占い師が直接雰囲気を感じることができるといった理由で対面向きの占いです。
電話占い・オンライン占い
占い師と電話で通話しながら占ってもらうスタイルで、対面では言いづらいことも顔が見えない分逆に相談しやすいといったメリットがあります。
姓名判断やタロット占いなどでは問題ありませんが、従来、人相や手相占いを電話で占うことには事前に顔写真や手相を撮影して送る必要があるなど面倒な部分がありました。しかしスカイプなどを用いてライブチャットのような形で行えば問題がない一方、電話占いのメリットであった「占い師と顔を合わせずにすむ」というメリットは失われてしまいます。
メール占い
相談内容や基本データをメールで送り、占い結果もメールで返送してもらうスタイルです。非常に手軽である反面、占ってもらう立場の人も状況や悩みがよくわかるように文章化するスキルが求められるほか、占いの種類が限定されます。
コンテンツ占い
プログラムにあらかじめ登録された占い結果が示されるもので、厳密な意味で個人鑑定ではないので料金が廉価なのが特徴です。占いの入門編としてトライしてみるのがおすすめです。
鑑定スタイルにより占いの種類の向き、不向きがあるほか、占いを受ける側の性格にも向き、不向きがあるので、実際に占いにチャレンジする時には、自分が見てもらいたい占いの種類や自分の性格に合ったスタイルを選ぶことが大切です。
さらに気になる料金ですが、対面の場合は事前に鑑定時間と金額が決められている定額制のものが多く、電話占いなどの場合は1分いくらといったように、時間単位で料金が決められているケースが目立ちます。そのため対面よりも割安だと思って電話占いにしたのに、思いのほか鑑定時間が長引いて結局鑑定料が高額になってしまうケースもあるので注意が必要です。
占いを選ぶ際の4のポイント
これまで紹介したように、占いにはさまざまな方法が存在し、さらに鑑定スタイルも多様です。そこでここでは、実際にどんな占いを受けたらいいのか、占い選びのポイントについて紹介します。
ポイント1 占ってほしい項目やデータの有無で絞り込む
たとえば現在は特定の相手がおらず、いつ頃新しい出会いがあるのかを知りたい場合と、実際に付き合っている人がいてその人との相性を知りたい場合には、同じ恋愛占いでも相談内容が大きく異なるため、どんな占いが適しているのかも異なります。さらには相手の生年月日や写真等のデータの有無によっては、受けられる占いの種類も限られてきます。このように占ってほしい項目やデータの有無により、自然と候補が絞り込まれてきます。
ちなみに相談内容別の、適性が高い占いは以下のようになります。
不倫 :タロット占い
復活愛:西洋占星術・四柱推命
出会い:手相・人相・四柱推命
片思い:宿曜占星術・タロット
運気 :風水・九星気学
仕事運:算命学
適職 :四柱推命
ポイント2 占い師との相性や鑑定方法で選ぶ
占い師には、個性的なキャラクターを持つ人も少なくありません。あえて相手を叱って正しい道に導こうとする人がいる一方、良い結果は積極的に伝えて、悪い結果はオブラードに包んで伝えてくれる、悪い結果にならないためにはこうするのがいいと積極的にアドバイスをおくるタイプの占い師もいます。
初対面で占い師のタイプを選別するのは実際には難しい作業ですが、最近はSNSなどを通じて口コミなど閲覧できる機会も多いので、どんなキャラクターの人がいいのかを事前に決め、プロフィールなどをチェックしていくつか候補を絞り込み、その上で口コミなど周囲の評価をチェックしてから選ぶのもお勧めの方法です。
そして鑑定方法ですが、細かなプライバシーを公開してでも詳しく占ってほしいといった場合には対面の方が向いていますし、人見知りが激しくて直接合わない方が本心を伝えやすいといった場合には、オンライン形式や電話占いなどが適しています。
ポイント3 予算
占いの鑑定料は、まさに千差万別です。そのため事前に予算を決めておくと絞り込みやすくなります。
ポイント4 カウンセリングマインドを求めているか
現代の占い師は、カウンセラーに近い役割を担っていると指摘されることがあります。確かにカウンセリングも占いも、人に悩みを聞いてもらうことで少し心を軽くすることができるという点では共通しています。
ただし、カウンセリングはその人の心の内を紐解いていくことでカウンセラーと共に問題解決の道を探るのに対し、占いの場合は占い師が、問題解決につながるような具体的な行動方法をアドバイスするパターンが多いといった明確な違いもあります。
実は心の中で結論は出ているけれど、最後に背中をひと押ししてくれる言葉がほしいといった場合には結果を明確に伝えてくれる占い師を、一方で心の中がモヤモヤしていて何が悩みかはっきりとしないのが悩みといった場合にはカウンセリングマインドの強い占い師を選ぶといった方法もあります。
当たると評判の占い師にはどんな特徴があるのか?
世間では「この占い師は当たる」「この先生に見てもらって悩みが解決した」と評判の占い師がいます。そこで評判の良い占い師にはどんな共通点があるのか、探ってみます。
占い結果を伝えるだけではなく具体的なアドバイスを伝えてくれる
占いは当てごとではないと解説しましたが、「その男性とは近い将来別れるでしょう」という占い結果を伝えるだけではなく、「占いでは近い将来の別れが暗示されていますが、ではそうならないためにはどうしたらいいのかをさらに探っていきましょう」といったように、相談者の心に寄り添い、未来が好転するための具体的なアドバイスを送ってくれる占い師は信頼できます。
鑑定実績が豊富
占いは統計学であるか否かというのは古くから論争があるところですが、太古からの長い歴の中で「こんな時にはこうしたことが起こりやすい」といった統計学的な側面が占いの一部にあることは事実ではないでしょうか。
それだけに鑑定実施が豊富、自らも人生経験が豊かといった占い師はさまざまなケースと遭遇しているだけに鑑定の引き出しが多いといえます。
信頼のおける組織に所属している
個人鑑定の場合は別ですが、とくにオンライン鑑定の場合にはサイトを運営している組織に所属して占いサービスを提供している占い師が数多くいます。
そのため誰でも申し込めば所属できる組織ではなく、所属するのに審査が厳しい会社やサービスに所属している占い師の場合、一定の能力や実績を残している証といえるので信頼がおけます。
さらにはオンライン占いの場合、多くのサイトでは実際にその占い師の鑑定を受けた体験者の口コミを公開しているので、その内容だけではなく、口コミの数の多さ、そして比較的長文の口コミが多いかもチェックしてみてください。
相談者目線で接してくれる
占い師にはそれぞれスタイルがあるので絶対ではありませんが、評判の良い占い師には優しく相談者に接してくれる人が多い傾向があります。
これには理由があり、自分の占いの実力に自信がない占い師ほど、相手に反論の隙を与えないように相談者に対して高圧的な態度をとりがちだからです。
たとえ相談者が占いの結果に反論してきても、しっかりとした根拠を持って占い結果を出していれば、高圧的な態度に出て相手の反論を封じる必要はありません。
占いをより良い人生の羅針盤とするために知っておきたいマナー
占いの場合、どうしても占い師の側の態度やマナーばかりに注意が向きがちですが、占いとはいわば占い師と相談者の共同作業です。そのため相談者にも最低限守るべきマナーがあります。
望む結果を求めて何度も同じことを占わない
たとえばタロットで恋愛占いをしてもらった時に、自分の望まぬ結果になったからといって、自分が望む結果が出るまで何度も同じ悩み事繰り返し占うのはルール違反とされています。
さらには同じテーマを何人もの占い師に占ってもらい、「前の占い師と正反対のことを言っている」「何人かの占い師は似たような占い結果だったのに、あなただけ全く違う」など、他の占い師と比較をした発言も慎みましょう。
最初から疑ってかからない
占いには古くから「当たる・当たらぬ」論争があることもあり、初めて鑑定を受けるときに猜疑心丸出しの相談者も少なからず存在します。
そうした相談者の場合、占い師の実力を押しはかるような質問ばかりを重ねる人がいますが、占いは占い師と相談者の信頼関係なしには成り立たないのでこうした態度はNGです。
まとめ
占いには、依存性があると指摘されることがあります。さらには占いで悪い結果を告げられことで精神を病んでしまうなどということは、決してあってはいけないことです。
少し気分が落ち込んだ時に、その沈んだ心の慰めになったり、人生の暗いトンネルの中にいる時期にトンネルの先の出口のほのかな灯りが見られるようにしてくれたりと、占いは、上手に活用すれば自分の人生のより良きパートナーとなってくれる存在です。
それだけに占いの本質を理解し、本物を見極めるしっかりとした目を持って占いと上手に付き合っていきましょう。
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